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- ★ HEwinについて,
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- HEwin はマルチウィンドゥ環境でさまざまなツールを操作できるアプリケーショ
- ンプログラムです。
- HEwin は次の6つのウィンドゥ・アプリケーションを内蔵しています。
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- (1) アプリケーションセレクタ
- (2) ファイルマネージャ
- (3) DOS コンソール
- (4) 通信ターミナル
- (5) テキストエディタ
- (6) TIFFビュワー
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- これらのアプリケーション以外にも,MIDI BGM演奏機能,CインタプリタCCI 等,
- 様々なサポートツール,ユーティリティが用意されています。
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- ここでは.各アプリケーションの主な役割と概要を簡単に紹介しておきます。
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- ●アプリケーションセレクタ
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- HEwin に内蔵されているアプリケーションやユーティリティ,DOS コマンド
- をアイテム登録して起動します。
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- ※ TownsMENU にもアイテム登録機能がありますが,HEwin の説明中ではアイ
- テム登録は特にことわりのない限りアプリケーションセレクタのアイテム
- 登録をさします。
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- ●ファイルマネージャ
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- ファイルマネージャはファイル操作と管理を行うアプリケーションです。
- ファイルマネージャには,ドライブを選択するドライブセレクタとファイル
- 名の一覧を表示するファイルリスタの2種類のウィンドゥがあります。
- ドライブセレクタは1つしか起動することができませんが,ファイルリスタ
- はドライブやディレクトリ毎にいくつも起動することができます。
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- ●DOS コンソール
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- DOS コマンドを実行するためのウィンドゥです。簡単なCD辞書検索機能も付
- いています。
- TownsOS に付いているコンソール機能とは違い,HEwin の中からDOS コマン
- ドを実行しますので使用できるメモリが非常に少なくなっています(状況にも
- よりますが,リアルメモリは130~200Kバイト程度しか使えません)。
- また,コンソールVRAM等はエミュレートしていませんので,ごく単純な画面
- 出力を行うコマンドしか実行できません。
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- ●通信ターミナル
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- パソコン通信を行うためのウィンドゥです。
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- ●テキストエディタ
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- テキスト編集を行うウィンドゥです。
- テキストバンイダと呼ばれる複数のテキストファイルをまとめて管理する機
- 能も備わっています。
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- ●TIFFビュワー
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- TIFF画像データの表示を行うウィンドゥです。
- HEwin は16色画面モードで動作していますので,16色モードの画像データし
- か表示することができません。
- ただし,32K色モードの画像データは8色でタイリング表示を行います。
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- ☆ HEwinの基本的操作
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- ●マウスの操作
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- ・左クリック マウスの左ボタンを一回押して,すぐに離す動作。
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- ・右クリック マウスの右ボタンを一回押して,すぐに離す動作。
- 主に実行の取消に使用される。
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- ・ダブルクリック 短い間隔( 0.2秒以内)で左クリックを2回連続して行う
- 動作。
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- ・ドラッグ マウスの左ボタンを押したまま,マウスカーソルを移動
- (ドラッグ&ドロップ) すること。ウィンドゥやアイテムを移動したり,ウィン
- ドゥサイズを変更するときに用いる。
- 左ボタンを離した時点で,ドラッグされている対象が落
- とされた(ドロップされた)ことになる。
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- ※ ドラッグ中にマウスの右ボタンを押すとドロップ動作は取り消されます。
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- ●ウィンドゥの操作
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- ・アクティブ・ウィンドゥ
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- HEwin では,何枚ものウィンドゥが同時に開けますが,ユーザーが直接操作
- できるウィンドゥはひとつだけです。このユーザーが直接操作できるウィンドゥ
- を「アクティブウィンドゥ」といいます。
- また,あるウィンドゥをアクティブウィンドゥな状態にすることをアクティブ
- 化またはアクティブ状態にするといいます。
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- ・アクティブ・ウィンドゥの選択
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- 画面に表示されているウィンドゥを左クリックすると,クリックされたウィ
- ンドゥがアクティブ化されます。
- ウィンドゥに別のウィンドゥが重なっていて,表示されていないウィンドゥ
- は左クリックによって選択,アクティブ化できないので,上に重なっているウィ
- ンドゥを移動,またはクローズするか,メイン・メニューバーの[WINDOW]メニュー
- 配下の「List」(項目/ボタン)を利用してアクティブ化してください。
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- ・ウィンドゥの移動
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- アクティブウィンドゥの最上部トップバー部分(ただしアプリケーション名,
- クローズボタン,ヘルプボタン部分を除く)をドラッグすることでウィンドゥ
- の表示位置を変更,移動することができます。
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- ・ウィンドの大きさを変える
-
- ウィンドゥの大きさが変更できるアプリケーションは,ウィンドゥの右下に
- 配置されている「リサイズボタン」によってウィンドゥの大きさを変更するこ
- とができます。
- 矢印が右下に向いているボタンがリサイズボタンでドラッグすることでウィ
- ンドゥサイズの変更ができます。
- リサイズボタンの右にある,矢印が中央に向いているボタンは縮小ボタンで
- す。左クリックするとウィンドゥが小さくなります。ウィンドゥが標準サイズ
- よりも大きな場合は,いったん標準サイズとなります。もういちど縮小ボタン
- を左クリックすると最小サイズとなります。
- リサイズボタンの上にある,矢印が外に向いているボタンは拡大ボタンです。
- 左クリックするとウィンドゥが大きくなります。ウィンドゥが標準サイズより
- も小さな場合は,いったん標準サイズとなります。もういちど拡大ボタンを左
- クリックすると最大サイズとなります。
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- ・ウィンドゥのクローズ
-
- ウィンドゥの右上に配置されているクローズ・ボタンを左クリックすると,
- クローズするか,アイコン化するのかを選択できます。
- ここで「CLOSE : [C]」(コマンド/ボタン)を選択すると,そのウィンド
- ゥはクローズして終了したことになります。
- アプリケーションが作業中の場合は,クローズ前に確認を求めてくる場合が
- あります。
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- ・ウィンドゥのアイコン化
-
- HEwin の各ウィンドゥはアイコン化することができます。
- ウィンドゥの右上に配置されているクローズ・ボタンを左クリックすると,
- クローズするか,アイコン化するのかを選択できます。
- 「ICON : [実行」(コマンド/ボタン)を指定すると,アイコン状態となり
- ます。
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- アイコン化された状態では,アイコンをダフルクリックすると再びウィンドゥ
- 状態に戻ります。また左クリックするとメニューがあらわれ,ウィンドゥ状態
- にするか,クローズするか選択できます。
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- ●HEwinの終了
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- HEwin を終了するときには,画面右上の[EXIT]ボタンを左クリックしてください。
- 作業中のアプリケーションがある場合には,確認を求めてきます。
- 最後に,システム状態を保存するかどうか尋ねてきます。保存した内容は次にHE-
- win を起動したときに自動的に読み込まれ再設定されます。
- ここで保存できる内容は,
- (1) 壁紙の設定
- (2) 自動画面移動モード
- (3) 画面保護機能の起動時間(ブラックアウト・タイム)
- (4) メモリ対策レベル
- だけです。
- すべての状態が,保存できるわけではありません。
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- ※ システム状態は,ファイル名「HEWIN.ENV」 というファイルに保存されま
- す。
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- ●画面移動について,
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- HEwin のウィンドゥアプリケーションは,1024×512 ドットの仮想画面を使って
- 動作しています。
- TOWNS が画面に表示できるのは範囲は640×480ドットまでですので,残りの部分
- は表示画面の移動によって見渡せるようになっています(画面最上部と最下部にメ
- インメニューバーとシステム行が配置されていますので,一度に見れるのは640×
- 440 ドットです)。
- 表示画面の移動はマウスカーソルが画面の上下左右いずれかの端に達したときに
- 行われます。
- また,メイン・メニューバーの[SETUP]メニュー配下の「Auto screen move 」(
- 項目/ボタン)を有効にしておけばアクティブ・ウィンドゥは自動的にディスプレ
- イ表示内に収まるように画面移動されます。
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- ※ かな漢字変換の変換位置は,かならず画面上に表示されます。
- かな漢字変換が有効な場所では,この変換位置がディスプレイ画面上から
- 見えなくなるような画面移動は行えません。
- 移動しようとしても強制的に戻されます。
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- ☆ HEwinの動作環境について,
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- ●HEwin起動時のオプションパラメータ
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- HEwin には次の起動時オプションが存在します。
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- ----------------------- --------------- --------------------------- ------
- パラメータ 範囲 内容 デフォルト
- ----------------------- --------------- --------------------------- ------
- -scnMode <n> 0 or 4 画面モード 0
- -heepSize <n> 32~ CCI 用ヒープ領域サイズ 96
- -codeSize <n> 32~ CCI 用コード領域サイズ 256
- -cciTest <file> ファイル名 CCI プログラムのテスト ******
- -swapDrv <drive> A~Z 作業ドライブの指定 ******
- -dataPath <dir> ディクトリ データディクトリ指定 ******
- ----------------------- --------------- --------------------------- ------
-
- 【解説】
- ・scnMode 画面モード
-
- 「-scnMode 0」の場合には画面表示領域は640×480ドットです。
- 「-scnMode 4」の場合には画面表示領域は736×480ドットです。この場合,
- 使用しているディスプレイによっては(相性や固体差もあります),画面
- の端が歪んだり,表示されない場合があります。
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- ・heepSize,codeSize
-
- 内蔵のCインタプリタCCI の作業領域の大きさを指定します。
- CCI プログラムを改造したり拡張したときには,この大きさを増やす必要
- があります(現状では指定する必要はありません)。
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- ・cciTest CCIプログラムのテスト
-
- CインタプリタCCI で作成されたプログラムのテストを行います。
- オプションパラメータのファイル名が省略された場合にはCCI プログラ
- ムHEWIN.CCI を読み込みます。正常に読み込みが終了するとHEwin を終了
- します(TownsMENU に戻ります)。文法エラーがあればエラーが起こった
- 位置を表示します(ただし表示された行番号がエラーが起こった位置とは
- かぎりません)。
- ファイル名が指定されている場合には,指定されたファイルをCCI プロ
- グラムとして読み込み,正常に読み込めた場合は「CCITEST_main()」とい
- う名前の関数を実行してHEwin を終了します。
- このオプションは,CCI プログラムを修正したり改造したときのデバッ
- グ用に使ってください。
-
- ・swapDrv 作業ドライブの指定
-
- テキストエディタで使用されるバッファがあふれたときに,使用する
- 作業用ドライブを指定します。
- この指定のないときは環境変数TMP に指定されるているディレクトリ
- に作業ファイルを作成します。
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- ●壁紙について,
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- HEwin では壁紙をユーザーが指定することができます。
- 壁紙はアプリケーションセレクタにアイテム登録されている「壁紙」を実行して
- 設定変更を行ってください。
- 単に色を指定する方法と,TIFFファイルを指定する方法とあります。
- TIFFファイルには,モノクロ(単色),16色,32K色モードの画像データを読み
- 込むことができます。
- モノクロデータでは表示色と背景色を指定できます。
- 画像データにパレットが指定されていてもパレットは変更できません。
- 32K色モードのデータは8色でタイリング表示されます。
- なお,画像データとは無関係に壁紙にTIFFファイルを指定した場合はフリーメモ
- リは約 256Kバイト減少します(実装メモリが少ない場合には注意してください)。
-
- 設定変更した壁紙は,HEwin 終了時に,「システム状態は保存する」を指定しない
- と,次にHEwin を起動したときは元の状態となります。
-
- ※ フリーメモリが十分に残っていない状態で壁紙にTIFFを指定しても,壁紙は
- 変更されません。
- [SYSTEM]メニュー配下のフリーメモリサイズ表示で空きメモリが十分(2~
- 3 Mバイト以上)残っていてもメモリ不足で壁紙にTIFFを指定できないこ
- とがあります(連続した256 Kバイト以上のフリーメモリが必要ですので)。
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- ●HEwin動作中についての注意
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- HEwin の動作中は,起動したHEWIN.EXP が格納されているディスクは電源を切っ
- たり,メディアの交換等は行わないでください。
- HEwin 動作中に,各種設定や状態などを保存するために起動ディレクトリ(HEWIN.
- EXP が格納されているディレクトリ)を頻繁にアクセスします。
- 起動ディレクトリのあるディスクがアクセス不能だったり,メディアが交換され
- ていると不都合が生じますので注意してください。
-
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- ●スワップファイルについて,
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- HEwin はハードウェアの搭載メモリよりもたくさんのメモリを使うために.仮想記
- 憶を行っています。
- HEwin は一定以上の実メモリを使うと,メモリの一部をファイルに書き出します。
- このファイルをスワップファイルと呼びます。
-
- スワップファイルはHEwin 起動時のオプションパラメータ「-swapDrv」 またはMS-
- DOS の環境変数「TMP 」に指定されたドライブまたはディレクトリに作成されます。
- オプションパラメータ-swapDrv と環境変数TMP の両方が指定されているときは,オ
- プションパラメータ-swapDrv が優先されます。
- オプションパラメータも環境変数の指定もないときは,HEwin 起動時のカレント
- ドライブ上に作成されます。
- スワップファイルは「$VM_nnnn.)0(」(nnnnは4桁の16進数)というファイル名
- となります。このファイルはHEwin を終了するまでは消去しないでください。
-
- 【例】
- 環境変数設定
- ┌────────────────────────────────┐
- │SET TMP=P:\TMP │
- └────────────────────────────────┘
- これをAUTOEXEC.BAT に加えてください(ドライブやディレクトリは各自
- 変更してください)。
-
- オプションパラメータ
- ┌────────────────────────────────┐
- │-swapDrv D │
- └────────────────────────────────┘
- このようにHEWIN.EXP をTownsMENU にアイテム登録するときのパラメ
- ータに指定してください(ドライブは各自変更してください。この例では
- Dドライブに指定しています)。
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- ☆ メニュー
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- ● [SYSTEM] システムメニュー
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- 「About HEwin」 HEwin について,
-
- HEwin の作成された日時とバージョンを表示します。
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- 「Free memory」 フリーメモリサイズの表示
-
- 現在のフリーメモリサイズを表示します。
-
- 「Sidework」 サイドワーク・プログラム・メニュー
-
- サイドワーク・プログラム・メニューを呼び出します。
- [CTRL]+[ESC]でも呼び出せます。
-
-
- ● [MENU] メニュー
-
-
- 「BGM」 BGM 設定ダイアログ
-
- BGM として演奏するMIDI演奏データファイル名を管理します。
- 詳しくはBGM 機能のヘルプを見てください。
-
- 「Free file dialog」 フリーファイルダイアログ
-
- ファイルダイアログを起動しますが,このファイルダイアログは他のアプ
- リケーションや機能にはまったく影響をあたえません。
- 単にファイルダイアログを起動するだけです。
-
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- ● [WINDOW] ウィンドゥメニュー
-
- 「List」 アプリケーションの一覧表示
-
- 現在,オープンされているアプリケーションの一覧を表示します。
- 表示されているアプリケーションの項目をダブルクリックすると,そのア
- プリがケーションをアクティブ化されます。
-
- 「Redraw」 画面の再描画
-
- 画面を描き直します。
-
- 「File maneger」 ファイルマネージャの呼び出し
-
- ファイルマネージャをオープン,アクティブ化します。
-
- 「Appication selector」 アプリケーションセレクタの呼び出し
-
- アプリケーションセレクタをオープン,アクティブ化します。
-
-
- ● 「Help」 ヘルプメニュー
-
- HEwin および,各アプリケーションの説明を表示します。
-
- ● 「SETUP」 セットアップメニュー
-
- 「Auto screen move」 自動画面移動モードの設定
-
- 自動画面移動モードは無効(OFF ),1~3までの4つの中から選択し
- できます。
- モード1は,アクティブウィンドゥを描画するときにウィンドゥが画面
- に中央に表示されるように画面移動します。
- モード2は,アクティブウィンドゥを描画するときにウィンドゥが画面
- 内に収まる最小距離分だけ画面移動します。
- モード3は,モード2と同じですがマウス操作による画面移動を無効に
- します。
- オフの場合は何もしません。
-
- 「BlackOut time」 画面保護機能の時間設定
-
- HEwin では一定時間ユーザーの操作(キー入力とマウスボタンの操作)
- がなかった場合には,ディスプレイを保護するために自動的に画面を変化
- させる機能があります。
- ここではユーザーが最後に操作した時間から何分後に画面保護機能を使
- 用するか設定できます。
- 「0」を指定した場合には,画面保護機能は使用されません。
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- 「Measure for memory」 メモリ対策レベルの設定
-
- メモリ対策レベルを変更・指定します。
- メモリ対策が有効(レベル1以上)の場合は,使用されていないメモリ
- はスワップファイルに退避します。
- 実装メモリの少ないときにはメモリ対策を有効にしておくと効果があり
- ますが退避先のディスクには相応の空きが必要です(最低でも実装メモリ
- と同じか,倍以上の空きが必要です)。
- レベル1よりもレベル2のほうがメモリの節約になりますがその分ディ
- スクの空きは必要です。
- また,ディスクに退避することで処理速度はかなり低下します。
- 退避先は起動時のオプションパラメータ-swapDrv またはMS-DOS の環境
- 変数TMP に指定します。
- 詳しくは本説明ファイル中の「スワップファイル」についての説明をみ
- てください。
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- ☆ 操作方法
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- ●各アプリケーションで共通なキー操作
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- [CTRL]+[PF1] アプリケーションセレクタに移動
- [CTRL]+[PF2] DOS コンソールウィンドゥに移動
- [CTRL]+[PF3] ファイルマネージャに移動
- [CTRL]+[PF5] BGM 設定ダイアログの呼び出し
- [CTRL]+[PF6] 通信ターミナルウィンドゥに移動
- [CTRL]+[PF7] 前のウィンドゥに移動
- [CTRL]+[PF8] 次のウィンドゥに移動
- [CTRL]+[PF9] アプリケーションリスト
- [CTRL]+[PF11] ヘルプ
-
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- ☆ Cインタプリタ,CCI
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- CCI はHEwin に内蔵されているCインタプリタです。
- 言語仕様はC言語とほぼ同じですが,構造体がサポートされていません。
- HEwin にはプリプロセッサは内蔵されていませんから,マクロを使いたい場合に
- は,cpp 等の外部プリプロセッサを用いる必要があります。
- HEwin は起動時に“HEWIN.CCI” というファイル名のCCI プログラムを読み込み
- ます。HEWIN.CCI が(文法エラー等)正常に記述されていない場合はHEwin は起動
- できません。
- HEwin では起動後にHEWIN.CCI 以外のCCI プログラムを読み込んだり,実行した
- りできません。CCI で作成したプログラムはすべてHEWIN.CCI の中に含めてくださ
- い。
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- ☆ 注意・補足,その他
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- ・半角円記号「¥」について,
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- HEwin では,半角の円記号「¥」は,バックスラッシュ「\」として表示されま
- す。
-
- ・画面のパレットに関して
- パレット設定はサイドワークプログラムで変更してもHEwin に戻ったときに初
- 期化されます。
- CCI にある関数,EGB_palette を用いればパレットの変更は可能です。
-
- ・色変更について,
- 各ウィンドゥや,ダイアログの配色をユーザーが変更することは基本的にはで
- きません。ただし,CCI よって実現されている機能については,CCI プログラ
- ムを変更することで配色を変えることができる場合があります。また,テキス
- トエディタ等のように一部配色変更が可能なアプリケーションもあります。
-
- ・ウィンドゥサイズについて,
- 各アプリケーションの起動時のウィンドゥの大きさや,最大サイズ,最小サイ
- ズはユーザーが指定することはできません。
-
- ・HEwinの環境保存について,
-
- HEwin を終了したときの各ウィンドゥの状態,大きさ等の情報は保存・再設定で
- きません。
- HEwin を再起動したときには,アプリケーションセレクタ以外のウィンドゥ状態
- はすべて初期化されます。
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- ・日本語を含むファイル名について.
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- HEwin では全角文字を含むファイル名には対応していません。
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- ☆ Developer's notices
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- ●メモリ対策の動作にして,
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- メモリ対策というのは,現状ではウィンドゥの画面退避をディスクに行っている
- だけです(ディスク画面退避)。
- メモリ対策が有効となっている場合は,アイコン化されたときの元のウィンドゥ
- 画面と,他のウィンドゥに完全に隠されて表示部分のないウィンドゥ画面がディス
- クに退避されます。
- レベル1とレベル2の違いは,レベル2では退避されたウィンドゥは,アクティ
- ブ化されるまではディスクに退避された状態が継続されます(ウィンドゥを再描画
- するときにはその都度ディスクからデータを読み込みます)。
- レベル2ではウィンドゥが表示された段階で,ディスクに退避された領域はメモ
- リに復帰します。
- メモリに多少余裕のある場合は,レベル2よりもレベル1にしたほうが操作性は
- いいはずです。
-
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